【ルール解説】F1新予選方式スプリントレースとは?

F1のこと

2021年シーズンから試験的に導入が決定した新予選方式のスプリントレース!
今シーズン内の3回のグランプリで実施されることが決定しており、
第10戦のイギリスGPで初めて行われます
その他の2戦は第14戦のイタリアGP、第18戦のブラジルGPと言われています。(未決定)

グランプリスケジュール

スプリントレースが行われる週末は、通常とは異なるグランプリスケジュールとなります

金曜日AM:フリー走行(60分)
金曜日PM:予選
土曜日AM:フリー走行(60分)
土曜日PM:スプリントレース
日曜日PM:決勝レース

これまではフリー走行が行われていた金曜日の午後に予選が行われ、
この予選の順位が土曜日のスプリントレースのスタート順位になります。
そしてスプリントレースの結果で日曜日の決勝レースのスタート順位が決まります。

使用タイヤルール

使用されるタイヤのルールも通常のグランプリと異なります
各ドライバーに支給されるタイヤは、ソフト6セット、ミディアム4セット、ハード2セット
通常よりもソフトが1セット多く、ミディアムが1セット少ない組み合わせです

最も通常と異なるのは予選のタイヤで、全車ソフトタイヤのみで予選を行います
さらにこれまでは予選Q2でベストタイムを出したタイヤで決勝をスタートする義務がありましたが、
今回のスプリントレース、決勝レースでは義務がありません
自由なタイヤでスタートできることになります

スプリントレース

その名の通り、短い距離を駆け抜けるスプリントレース
約100kmの距離を争うレースとなります

通常の決勝レースは約300kmのディスタンスとなりますので、
1/3ほどのレースということになります
時間としても約30分ほどで終了するレースとなりそうです

また前述の通り、スタートタイヤは自由に選択可能
さらにスプリントレース中のタイヤ交換の義務はありません
ソフトでスタートするのか、ミディアムでスタートするのか、
レース結果を左右する選択となりそうです

ちなみに、スプリントレースで優勝したドライバーがポールポジション獲得ということになります
金曜午後の予選で1位になってもポールポジションとは言いません(賛否両論ありそう・・・)

チャンピオンシップポイント

通常の予選ではポールポジションを獲得してもポイントは付与されませんが、
スプリントレースでは上位3名にチャンピオンシップポイントが与えられます
1位:3ポイント、2位:2ポイント、3位:1ポイント

スプリントレースは今シーズン3つのグランプリで行われますので、
最大で9ポイントを獲得できることになります
スプリントレースの結果が、年間チャンピオン争いに影響を及ぼすことになるでしょう!

来シーズン以降の予選方式

F1ファンを盛り上げるために試験導入されたスプリントレース
そのエンターテインメント性が世界のファンに認められた場合、
2022年以降のシーズンでも導入が検討されるでしょう
もしかしたら毎グランプリで実施されることになるかもしれません
そうなれば鈴鹿サーキットの日本グランプリでも観戦できる日が来るかもしれません!

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